勝負板ARAKAWA SURFBOARDの名作RP
サーファー。
波乗りの足を踏み入れたからには大きな波を乗りこなす(メイク)ことが誰もが備える目標や希望。
ゴルフならスーパーショットでホールインワン。
陸上なら夢の9秒台。
それぞれのスポーツにそれぞれのスーパープレイが存在するように、サーフィンにもスーパープレイがあります。
その一つが大波をメイクすること。

サーフィンの良いところであり、危険なとこころは、しかもその舞台となるビッグウエイブポイントにエントリーできるところ。
ゴルフでホールインワンはできるかもしれないけど、日本の最高峰のゴルフコースでそれを決めるのは大変なこと。
陸上でも国立競技場で9秒台出すには普通にはできないこと。
サーフィンではサバイブする体力と冷静な判断力、海の知識、そして経験を積んでいれば大波にアタックする機会は毎年存在します。
とはいえ上の条件を満たす人間は限られますが。
そんな日。水平線が波で見えないくらいのウネリがリーフにヒットするような時はリスクが急上昇します。前夜からドキドキが止まらず、眠りにもつけねない。
波は絶えず変化するのでその瞬間に行くか、行かぬか決めなと波は待ってくれません。

緊迫の中でサーファーが信じなくてはならいのがボードです。
自分が海に連れてゆくボードを信頼できていなければ、アタックは失敗するでしょう。生きて戻ってこれればボードのせいにできますが、大けがや心停止などにいたればボードのせいにもできないし、周囲に大きな迷惑をかける結果となります。
そこまで大きな波にいかないにせよ、波が4フィートを超えてくるとボードへの信頼がとても重要となります。
ARAKAWAさんは巨大波で有名はオアフ島ノースショアで長年にわたり、一流のサーファーにボードを提供してきた偉人。
大きな波用のボードを最も得意とするところです。

ここでマリブポイントがおススメする勝負板をご紹介いたします。
まずは「RP」。
RPと聞いてアンディー アイアンズを思い浮かべることは普通です。彼が最も愛したボードがこのRP。日の丸ヤングガン達もこれを使ってパイプやバックドア―にアタックしています。
私のこのボードに対する印象は一言で「美しい」です。


カーブが美しい。ノーズの尖り方が美しい。テールの丸美も美しい。
どこをとっても美しいボード。それがRP(ラウンドピン)
昨日ERICさんとZOOMで話をしましたが、若者はこれの6’1~6’4”でパイプをチャージしているそうです。
「Ericさんノースのおっさん達はどうなの?どんな長さに乗っているの?」と聞くと
「6’6”~6’10”くらいだね」
とのこと。まっ、パイプに入るくらいのおっさんて、普通じゃないからあまり参考にはならない。
Ericさんも2019年の夏にマリブで連日サーフィンをしましたので、マリブの波の癖はインプットされています。
そのEricさんがおススメするおっさん向けのRPは
・6’4”~6’10”
・RPの基本ロッカーからノーズよりのロッカーだけわずかに緩める
・ノーズのやや幅を持たせる
この3点です。
この3点でショートボードのパフォーマンスを維持しながら大きな波を数多く乗れるとの解説。
マリブを最高に楽しみたい方、覚えといてください。
そして、もう一つのノースショアスタンダードになるボードが「STUN GUN」です。

これもマリブポイントでは同じみのボードですね。
RPは沖からウネリが見えながらブレイクポイントまでやってくる波に最適。こちらはどちらかといえば、目の前でいきなりボッコリと掘れ上がるようなスラブウェイブ向けのボード。
これもマリブではおススメの勝負板です。


私のボードと隣の黄色はちょっと特殊なSTUN GUNです。ドルフィンできないくらいのボリュームがあります。
通常のSTUN GUNはもっと薄いです。
RPと比べてノーズロッカーが緩く、ノーズエリアは幅があります。
レールのボリュームもあるので、これもマリブや部原の大波に向いています。
RPより4インチ短いのをご注文ください。とEric氏。
これが2021年マリブポイントがおススメするARAKAWAの勝負板です。
更に大きな波、オオマグサや松部のサードリーフ、マリブアウトサイド、ショットガンを目指すなら
MR200かT-100をご利用ください。
ロッカーはRPと同じです。RPは8’1”くらいまでが限界とのこと。それ以上だとT-100になります。
「それじゃ足りん!!」というからはPeacr Makerへ行ってしまいます。こちらは9F以上のガンとなります。
まずはRPかSTUN GUNで台風にトライしてみてはいかがですか。
今までは年2回しかEricと会って注文をできませんでしが、コロナ禍はZOOMを使って直接コミュニケーションとりながら注文がいつでもできます。
この夏。
挑みたい方は、是非ご相談ください。
男の一本をお作りいたします。