武漢市と勝浦市

2020-01-31

予想とおり暖冬の今年の日本。

いつもより暖かく勝浦ではまだ氷も張ることなく暖かな冬を迎えています。

こんなのんびりとした人口17222人の港町勝浦が突如として注目を集めたのは一昨日1/29日の午後のこと。

コロナウィルス発祥の地「武漢市」に住む日本人は政府のチャーター機で日本に帰国。そしてその行先は3択。

そのうちの選択肢3の行先が勝浦市。

政府や行政からの公式な発表のないままSNS上で飛び交う情報に揺さぶられる市民。不安をあおるような報道。

回避しなくてはならないのはパニック。何が怖いってパニックが一番。

自宅で報道を見ながら娘は「これっていじめでしょ。汚いバイキン、あっち行け!」みたいな。一言「勝浦やるねー!」

ここで191人は助けられています

どんないきさつがあったにせよ、時間がなかったのは確かです。時間の無い中での判断。もちろん市民に通達する時間もないし、パニックを防ぎたい。

今回の決断はせいいっぱいだったと私は思います。

そして昨日緊急議会。そして本日公式見解が発表。

万全を期すのは当たり前。ウィルスを封じ込めるのも当たり前。当たり前のことを当たり前のように行う。

結果、191人は助かり。感染の拡大もなし。

そうすべきだし。そうするしかありません。

勝浦市は観光で成り立っている町でもあります。友人たちが営む飲食店や宿泊施設にはキャンセルが出始めているとのことですが、私たちは勝浦人です。

かつて我々の祖先は荒れ狂う海に飛び込み沈没船の乗組員を救ったそうです。

深呼吸をしてもう少し状況を見て救いの手助けをしたいと私は願います。

風評被害

台風に続いて風評被害は避けることはできません。そこは政府(国)として何らかの手を打つべきだと考えます。地元住民は勝浦に再び輝きが戻るように一生懸命努力を続けています。その努力を台無しにするようなことは避けるべきです。

今こそ、我々の肝が試されるときです。

2月22日からは「勝浦ビッグひな祭り」も控えています。やるべきことは粛々とやります。ただそれだけ。

マリブでは何事もないように小ぶりだが形の良い気持ちよさそうな波がブレイクしています。