船乗り達のプライド

2018-02-25

場所柄、私は船に乗る人達と会う機会が沢山あります。

大勢が乗船しているカツオ船や遊漁船など乗る船も様々ですが、その船乗りも様々です。

しかし、共通していることは自分達の仕事に高いプライドを持っているということ。

これは必然なのでしょうか、毎日荒波で命を懸けて仕事をする漁師たちには自然とプライドが身についているのでしょう。

懸けるものが命となれば当然なんだと思います。

私の家にも祖父が所有していた船の舵が残っています。これも船乗りのプライドの現れの一つとして脈々と受け継がれています。

マリブ周辺にもかつての船乗り、漁師が生活をしています。

そのかつての船頭さんから貴重なものを譲りうけました。

最後に乗っていた船で使っていた真鍮製の鐘。この鐘はいくつもの試練と喜びを見てきたのでしょう。

スタッフ原田君が磨いてかつての輝きをとりもどしつつあります。

 

もう一つは、3枚歯のスクリュー。

これも真鍮製。何とも言えない美しいカーブ。しかし、真鍮製は重い。

どんな状況でも船を進めるために海水を切り裂きまわり続けたスクリュー。

まだまだ使えそうです。これも磨いてみます。

 

大事にとってありました。

これらを見ているだけで、おじいさんのかつての有志が目に浮かびます。

キレイにして皆さんに鐘を再び鳴らしてもらいます。

良い音色です。