マリブポイントが誕生する大本となったのがSUP(スタンドアップパドル)です。
このウォータースポーツを知らなければマリブポイントは存在しなかったでしょう。
私はこの町で育ち、この海で遊んできました。
SUPとの出会いは15年前の2009年のこと。サーフィンをやるのでその存在は知っていましたが、正直馬鹿にしていて興味ありませんでした。
それが、当時ハワイを旅していた母がハワイで体験してきて、勝浦でもやりたいというのでネット販売で私が購入してあげたのが9’2”のSUPボード。
俺はサーフィンやってるんだからこんなの楽勝!となめていました。
実際にやってみると。。。
全くボードの上に立っていることができません。
良くお客様が言いますが生まれたての小鹿とはまさにこのこと。ようやく立てても水を漕ぐなんてことはできません。
どこに立っていいのか?両足揃えるのか?パドルの向きは?どこ持つの?
悔しくてしばらく練習を続け、へっぴり越しで漕げるようになるまで2週間くらいかかりました。
ボードの上に立つということは、水面、水の上に立つということ。
それって仙人のなせる業でしょ。
水面に立ち目に見える世界は今まで私の知る海の世界と別の世界でした。
視線が高く海底を真上から除きこめるため、まるで海藻の森の上を飛んでいるかのように思えます。
海底の地形や生物が良く見えること。
ルリスズメ、ウツボ、ウミタナゴ、トビウオ、ボラ、ヒラメ、コチ、カゴガキダイその他多くの魚たちに、ウミガメ。
勝浦の海にこんなにもウミガメがいるなんて知りませんでした。
クジラやイルカやスナメリを見ることもあります。
そしてそれらはサーフィンのように争いのない海の時間なんです。
全く異なる海の世界は特にここ勝浦が最適の場所です。
いくつもの小さな入江は生物たちにとっても絶好の隠れ家です。
そんな海の世界を多くの人に知ってもらいたい。
知る価値がある。
と思いSUPはマリブポイントの重要な柱となりました。
勝浦はこれから夏本番を迎えます。
実は6月の梅雨はSUPにはおススメの季節でもあります。
何故なら6月は風が弱いのです。
SUPの敵は風です。梅雨は雨がふるので風が弱くなります。ウミガメも沢山でてきます。
とにかく楽しいSUP散歩。
是非勝浦の海でアメンボウになってみてください。
まれにキョンが泳ぐ姿をみるこがありますよ。
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