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Bali旅2023 バリアン・ハイヤット編(2/28~3/3)

2023年2月28日
COVID19のパンデミックから3年。ちょうど3年前2020年の春、コロナウィルスの拡大を懸念しはじめた頃に私たちはバリ島にいました。当時は中国からのツーリストはいないものの他国からのツーリストはかわらず。
しかし、私たちが帰国して4日後インドネシアロックダウン。それらか3年
ようやく私達も再び旅の自由を手に入れました。真っ先に向かう地はバリ島。
渡航できない間もガイド達からは時頼連絡がきたり現地の写真を送ってくれたりしていましたので観光で成り立っていた島がどうなっているかなんとなく予想していましたが、久しぶりのバリ島が楽しみで仕方ありませんでした。
朝6時に勝浦を出発。途中茂原で車を乗り換え成田空港第1ターミナルへ。
もっと混雑しているのかと思っていましたが空港は空いていてあらゆる手続きがスムース。気になっていたワクチンパスポートはその他出国手続きも特に特別なこともなく搭乗口へと。

今回私達はガルーダインドネシアの直行便を選択。ほかに経由便もありましたが私達おっさん達には耐えられないことはわかっているので直行便の一択!いつも往復11万円くらいでしたがロシアvsウクライナの影響で燃油サーチャージが高くなり146000円ほど。
しかしながら、その一方でバリ島はまだまだ観光が回復しておらず、宿泊費用がどこもディスカウント販売されておりトータルでみれば3年前と変わりない費用となりました。
飛行機は定刻通り、私達はビールで気持ちをほぐしガルーダインドネシアGA881便へ乗り込みました。
はやり空席が目立ち乗車率は65%といったところかな。
約7時間ほどの空の上での時間を楽しむために今回は「Disney+」で映画をダウンロードしていたので機内で退屈することなく大好きなムービータイムを満喫!
あっという間に到着しました。

ここからが初めてのことばかり。
①ビザの発行 e-VOA
②ワクチン接種証明
③電子関税申告
日本にいる際に全て事前に準備はしていたものの心配。仲間の一人はどうしても事前のビザ発行手続きができず現地支払いとなっていましたが、何と!!
ほとんどの人が事前申請をしているのでかえって事前申請の窓口が混雑しており、当日支払いがガラ空き。私達のほうが遅くなる始末。あらら。
それでも飛行機降りてから受託荷物受け取り場所までの時間は20分程度。
今回最も時間を要したのが受託荷物の受け取りでした。いつも待っても30分くらいでしたが今回は1時間以上待たされました。特にサーフボードがなかなか出てこず待ちました。
税関申告も突破し、ガイドのマデさんが待つ出口へ。

3年ぶりの対面。マデさんは変わらぬ笑顔を流暢な日本語で私達を迎えてくれました。
同時にムシムシする暑さとスコールでバリ島についたことを実感させてくれました。私達はさっそく腹ごしらえのためいつものNambaワルンで最初のビンタンとインドネシア料理を堪能!
マデさんから3年間の状況を聞いたり翌日からのプランのミーティングをビンタン片手に楽しくエキサイ
ティングに行いました。そしてホテルへ。

はじめてのホテルはクタにある老舗ホテル「バリバンガロー」。おなじみグランドイスタマラナの隣です。庭にはキラキラしているプールと2頭の白馬がシンボリックなクラシックスタイルのホテル。
翌朝は5時出発なので早々と寝ることに。

【Balian 3/1.2.3】
早朝5時時間通りにマデさんは迎えに来ていました。そういえばこれまでマデさんが時間に遅れたことはありません。
ボードや荷物を積み込み、先発隊が待つチャングーのホテル経由でBalianバリアンへ。
バリアンはこれまで2度訪れましたがいずれも波に恵まれ素晴らしい時間を過ごすことができたポイントの一つです。毎日オーバーヘッドの波が割れるライトもレフトもある魅惑的なポイントがバリアンです。
チャングーを出発してから約2時間。早朝なので道路混雑もなくバリアンへ。道中は南国らしい椰子の森とライステラス。

予報では風が合わずオンショアの3-4F。

そこには変わらぬ景色とブレイクが!
7時くらいについてしまいまだ海は無人。波はセットで頭くらいの弱いオンショア波。
私達は焦る気持ちを抑え、ワルンで朝食とコーヒーとトイレタイム。食事をしていると数人が海へ出てゆきました。
見ているとあっという間に右へと流されブレイクポイントまで遠い道のり。思い出しました。ここは強烈なカレントのある場所。インサイドとアウトサイドでは異なる強い流れのある場所。

今回のメンバーに学生が3人。国際武道大学サーフィン部の学生達。内2人は先発隊で前乗りしていました。学生達にとっても初の海外、初海外サーフィン。しかもそれがバリアン。最高です。


おっさん組は準備に時間がかかるので先に学生組がパドルアウト。カレントが心配でしたが予定通りちゃんとながされながら沖へと到着しサーフィン開始。その頃には他のサーファーは上がってしまい彼らだけでした。
おっさん組も準備を終えパドルアウト。

なのに!オンショアが強くなってきてしまいました。ちょっとジャンクなコンディション。それでも普段のオンショアよりは全然良い波。
結局この日は終日オンショア。でも2Rやってしまいました。翌日からは弱いオフショア予報なので翌日からに期待。
宿はポイントの目の前にあるGUBUG BALIAN BEACH。前回もここにステイしました。ロケーションはいうことなく、プールも快適なベスト宿です。
*エアコン無しの部屋もあるので、早めにエアコン有りの部屋をブッキングすることをおススメします


翌朝、目が覚めると部屋の中にこだます騒音に気づく。エアコンの音かと思いスイッチを切るが音は消えず。これってもしかすると!
バルコニーに出るとその騒音の原因がわかりました。波の音です。
波はサイズアップし、セットは沖でブレイクし美しい三角波な三角雪崩のごとく白波を作り出していました。ダブルあるね。もうおっさん達は我慢なりません。一方ヤングチームはまだ寝ている。
眠れるとうのは若者の特権。私達はうらやましくてしかたない。
若者たちを残しおっさん達は海へ。すでに10人くらいがラインナップにいます。

インサイドのカレントは初日より強くなりゲッティンぐアウトでかなり消耗します。波はソリッドな4F+。でかいセットがくると逃げることはかなわず、その決壊したダムから流れ出る水流のような波にもみくちゃにされ必死にサバイブ。
でもセットは4本くらいなので4本しのげば大丈夫。
同行者の山田さんは、今回3Surfboardsの2022ベストセラーとなったMP-MID7’2”を持ち込んでいました。正直このボードのロッカーはマリブに合わせてあるのでオオマグサのように水量の多いバリアンの波に合うか心配していましたが、そんな心配はいりませんでした。
山田さんはこの日最も多くのセットの波をつかみ、見ている者が嫉妬するような気持ちよいラインを描いていました。山田さんは一番沖で一番楽しんでいました。
MP-MIDはロッカーは強めでノーズにボリュームを持たせているので、ウネリのひっかかりが早いので波の角度が急角度になる前にフェイスを滑り降りているからこのような波でも問題ないことが判明。

私はというと今回は2本を連れてきました。
1本は胸肩くらいを楽しむ3SurfboardsのハイパフォーマンスショートボードISO5’10”。もう1本はサイズアップしたとき用のARAKAWAのStunGun6’4”。
初日の胸肩オンショアではISOを使いました。今回はこのサイズのISOがどの程度の波まで行けるかを試すことも目的だったので2日目もサイズあるときもISOを使用。引きつけてギリギリのところでのテイクオフにはなりますがダブルくらいの波のテイクオフではパーリングすることなくボトムターンからトップでの切り替えしまでとてもスムースでしたが、このパワーがある波ではもっとテールの面積は無くても良いですね。もっとテールボリュームが少ないほうがここの波質にはあっていると感じました。
ってことで午後ラウンドではARAKAWAのStunGunを使用。
長さとボリュームはあるもののテールは絞られているのでトータルして安心できる安定性を感じました。学生達はみんな日本のアベレージ波用の5’7”~5’9”の細く薄いボードだったのでサイズアップすると苦戦していました。
つい先日、何かの記事で田中樹プロが話していましたが海外の試合で日本人選手は波が大きくてもいつも使っている調子の良いボードで戦うため、波に合わせてボードサイズを調整してくる海外選手にはかなわないと。その話を思い出しました。


海から上がればすぐにクーリングダウンのためにビンタンを注文。なぜかバリで飲むビンタンは日本で飲むよりはるかに美味しい。はたしてこの旅が終わりを迎えるまでに何本のビンタンを体に入れるのだろうか。
2日目の朝にInstagramを見ていると何と従妹家族がバリに来ていました。彼女たちはウブドにステイ。
タグ付け見るとHoshino-yaと。連絡してみると今ここで朝飯と写真を送ってくれました。

ジャングルの中の檻?サルでもいるの?と聞くと、ここで朝食をとるそうです。
ジャングルの中でサル気分も味わえる星野リゾート、流石です。

2日目の夜それは予期して起こった。

山田さんはかれこれバリ島へは十数回きています。その際に体調を崩さなかったことがありません。
今回こそ大丈夫かと思った矢先にやっぱり。
よくある「バリバラ」と言われる食あたりとは異なるものです。沖縄でも屋久島でも種子島でも茂原でも発症する激しい嘔吐と下痢。どこでも起こるのですがバリでは毎回。
本人も私達も慣れたものです。
山田さんは3日目は休場。バスルームでお休みいただくこととなりました。
波はややサイズダウンし巨大セットは来なくなりましたが良い波は変わらず。人は増えました。ここの常連なのか移住者なのかわかりませんが、バリアンのベテランと思われる60歳以上のシニアサーファー達は7Fくらいのガンボードで攻める攻める!
長けりゃ良い!の世界。
そのシニア達でほぼ波を回しているような状態でした。私は勝手に勝浦を代表してその更に沖でセットを待ち伏せ。もちろんボードはARAKAWAです。
セットは2本目のほうがサイズがあり乗りやすいので、2本目にフォーカス。すると乗れる乗れる。
2日目の朝にセットをくらいそこでようやく目が覚め、3日目にして腕が回るようになりスイッチが入り
ました。
3日目はノーミスで最後のバリアンの海を楽しむことができました。

印象深いホテルの敷地になる植物たちに別れを告げ、調子悪い山田さんを連れて次の目的地となるタウンへ午後に移動開始。
必ずまた来ます。
眺めのボードを連れてきます。
夕方、先発隊をチャングーに届け、我々は賑わうクタへ。
それが!クタ、今までほど賑わっていません。渋滞も大したことありません。閉まっているお店も結構目につきます。旅行者向けの大型店舗はクローズし、IKEAなどの地元向けの店舗に代わっていました。
マデさんが言うには、クタやレギャンにあったような団体旅行向けの大型ホテルはコロナで大打撃を受け、日本も同じですが小規模のグループや個人を対象としていた宿が多くならずスミニャックやチャングーエリアに人が移動したそうです。
いわれてみればチャングーの渋滞は常軌を逸していました。ツーリスト、それをもてなす労働者で狭い道路はパンパンです。
さらに!チャングーにはMEGA規模のビーチクラブがどんどん作られツーリスト達の観光スポットになっていました。7年ほど前にできたFINSビーチクラブがとてつもなくゴージャスなビーチクラブだなと思っていましたが、このコロナの間にFINSの隣にATLASという更に巨大なビーチクラブができていました。なにも隣に作らなくてもね。。。
この流れはサヌールエリアにも派生しているそうです。
私達はクタのエアポート近くにあるPALM BEACH HOTELにチェックイン。(写真忘れました)
ここはエアポートポイントのボート乗り場まで歩いて行ける距離にあるホテルです。調子の悪い山田さんを早く休ませ、私達もあっという間に夢の中へ。
翌朝

山田さんはすっかり回復したかのうに見えた。じゃらんじゃらんしようと言うのでビーチまで散歩。調子の出てきた山田さんは楽しそうに飛ばしていました。私とJさんはまだ山田さんのことが心配でした。
山田さんは大事をとり今日も一人ホテルライフを満喫。
私とJさんと学生バイトのケイちゃんはサヌールへ移動しハイヤットリーフもしくはスランガンポイントを狙いました。そこでもう一人のガイドでマデさんの甥っ子のコマンと合流。ここでも変化がありました。これまでは車のままボードの出るワルンのすぐ裏まで行けたのですが、ここにも巨大ビーチクラブができるということで車での乗り入れがNG。手間で降りて歩いてアクセス。
聞いた話ではこの辺のワルンも8月には撤去されるそうです。どんどんバリの懐かしの風景が消えてゆきます。そういうのが必要ない島だと思っていましたがそうはいかないようです。

コマンはお腹がでっぱりすっかりおっさん体系となっていました。最初にあったときは日本語も話せずシャイだったコマンも今では2児の父。

すでに肌の色は変わり皆さん夏真っ盛りの肌色になっています。
ジュクンと言われるアウトリガーボードに乗り沖のポイントへと向かいます。サーフトリップならではの解放感。日本ではなかなかボートに乗ってサーフィン行くことはないですね。
残念ながらこの日の波はどこも小さくオフショアも強いプアコンディション。軽くサーフィンして戻りました。


ここワルンIZAKAYAも無くなってしまうのかな。さみしい。
私達はホテルで延長保育してもらっている山田さんをピックアップし、次の目的地のあるチャングーへ行く前に空港へ朋子先生たちをお迎えに。
この後私達の旅はチャングー、レンボンガン島、そして再びクタへと続きます。
おだやか~な2023年の幕開け
明けましておめでとうございます。
大変ご挨拶がおそくなりました。今日はもう1/11です。

お正月の雰囲気も抜け、すっかり冬モードとなってしまいましたね。
とはいうものの今年はまだ氷がはることもなく、あたたかな冬を迎えている勝浦です。毎年恒例の強い南西風も吹かず、南岸低気圧も通らず、低気圧も発達せず、波の立つ条件が見当たらない2023年の幕開け。
おだやか~~です。


いままでの経験からだと、こういう波のない冬の後は波の当たり年となる夏。というか台風当たり年。
今までのパターンが当てはまらいのが昨今の異常気象。どなるかはその時にならないとわかりません。
コロナも春にはインフルエンザと同等のクラスになるらしいので、この春からはいよいよ動きやすい日常になりそうです。
マリブポイントはこの7月で10年目の営業に入ります。春には近所のサウナリゾートもOPEN予定。(私どもの経営ではありません)
貸し切り制のサウナロッジが3棟とダイニングレストランができるそうです。楽しみですね。
そうそう2月は勝浦市「PayPay20%還元」もあります。
すでに「全国旅行支援」も再開されていいます。
冬は暖かく、夏は涼しい「勝浦市」。皆様是非遊びに来てください!!
「デカいな。どうしよう。」と迷わないためのボード”STUN GUN”
この冬、ハワイノースショアで見かけることの多くなったというARAKAWA SURFBOARDSの「STUN GUN」。
簡単に言うとSlabWaveに適したボードデザインです。

SlabWave(スラブウエイブ)とは、近くに来てから急激に底ぼれするとてもテイクオフが難しい波のこと。
代表的な波はノースショアのパイプラインやタヒチのチョープーです。
日本で皆さんが普段のサーフィンを行う場所にそんな場所があることはまれだと思いますが、日本でも台風の接近による大波や低気圧の通過に伴うサイズアップはあります。
いつものポイントだけどサイズアップして「入るべきは帰るべきか」迷ってしまう状況はあるはずです。
この手のボードがあればもう迷うことはございません。
サイズアップして躊躇していた波がとても魅力的に見えてきます。

なぜなら、このボードは世界的にはパイプやチョープーで使われているボードですから日本の台風くらいであればボードにとっては物足りないくらいです。
ARAKAWAの代名詞と呼ばれるRP(ラウンドピン)と使い方は同じですが、異なる点はボリュームです。
RP6’8”であればSTUN GUNなら6’4”で同じ容積となります。構造上の相違点はノーズの幅と厚み、それとノーズロッカーは控え目です。
テールはラウンドをスモールスワローをご選択いただけます。

日本の台風の波であれば大体6’2”~6’8”あれば安心して楽しめます。
今日マリブで初めて使ってみましたが、潮が引いて掘れ上がるにつれ余裕の出てくるボードです。


このボードの乗った時の特徴は、コンディションがハードになればなるほどテイクオフは安定し、ボトムタームもバタつきがなくピタッと張り付くようになり、ものすごいスピードで前に出ます。
今まで行けなかった波が「なんだこんなもんなんだ」と思えるようになるのもこの板のおかげ。
6’4”くらいの長さであれば皆さんのレギュラーボードとほとんど同じように乗れ、動かすことが可能です。カットバック、オフザリップ、バレルライドと小刻みに動いてくれます。フローターだけはあんまりかもしれません。
どうでしょうか。
2022年は私の予想では台風の当たり年となります。
そんな時でもこの板さえあればチャンスが増え、台風の波が更に楽しみになること間違いございません。
*4月より全てのARAKAWAサーフボードの値上げを予定しております。
値上げを踏まえ3月中に大型キャンペーンがあるかもしれませんよ。
ARAKAWA SURFBOARDより謎のボードが
皆さん勝浦ではお馴染みのハワイ・ノースショアが生んだ世界の匠Eric Arakawaのファクトリーとり謎のボードが日本に到着しました。

大きなツインフィンのようにも見えますが、大波用のSTUN GUNにも見えます。見る角度により雰囲気が変わるミステリアスなボード。

美しいカーブに色気漂うボリューム。
果たしてどんなボードとなるのか。
Eric氏とZOOMを使って直接オーダーをしたのですが、私がその場におらずどんなボードになったのか不明。
1か月後が楽しみです。
マリブポイントはARAKAWA SURFBOARDの正規販売店です。
あの波用のボードをこしらえます。
ARAKAWA SURFBOARDより新作登場!「MYSTO」が気になる
世界のARAKAWA SURFBOARDから気になるサーフボードがリリースされました。その名は「MYSTO」。

これ1本あれば世界中たいていの場所は楽しめちゃうのでは。1本しか持っていけない、持っていかないという時にはこの1本かな。
期待外れのショボ波でもこれなら楽しめる。

逆に当たっちゃったインドネシアのダブルオーバーのリーフブレイクでもこれなら安心。

問題は長さだな。
8フィート以上のボードを好む方には7’6”~8’くらい。バッキバキショートがお好みの方は6’3”~が推奨サイズです。

私が考えるに、7’6”×21”くらいかな。
あなたならどのくらいにしますか?