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「デカいな。どうしよう。」と迷わないためのボード”STUN GUN”
この冬、ハワイノースショアで見かけることの多くなったというARAKAWA SURFBOARDSの「STUN GUN」。
簡単に言うとSlabWaveに適したボードデザインです。

SlabWave(スラブウエイブ)とは、近くに来てから急激に底ぼれするとてもテイクオフが難しい波のこと。
代表的な波はノースショアのパイプラインやタヒチのチョープーです。
日本で皆さんが普段のサーフィンを行う場所にそんな場所があることはまれだと思いますが、日本でも台風の接近による大波や低気圧の通過に伴うサイズアップはあります。
いつものポイントだけどサイズアップして「入るべきは帰るべきか」迷ってしまう状況はあるはずです。
この手のボードがあればもう迷うことはございません。
サイズアップして躊躇していた波がとても魅力的に見えてきます。

なぜなら、このボードは世界的にはパイプやチョープーで使われているボードですから日本の台風くらいであればボードにとっては物足りないくらいです。
ARAKAWAの代名詞と呼ばれるRP(ラウンドピン)と使い方は同じですが、異なる点はボリュームです。
RP6’8”であればSTUN GUNなら6’4”で同じ容積となります。構造上の相違点はノーズの幅と厚み、それとノーズロッカーは控え目です。
テールはラウンドをスモールスワローをご選択いただけます。

日本の台風の波であれば大体6’2”~6’8”あれば安心して楽しめます。
今日マリブで初めて使ってみましたが、潮が引いて掘れ上がるにつれ余裕の出てくるボードです。


このボードの乗った時の特徴は、コンディションがハードになればなるほどテイクオフは安定し、ボトムタームもバタつきがなくピタッと張り付くようになり、ものすごいスピードで前に出ます。
今まで行けなかった波が「なんだこんなもんなんだ」と思えるようになるのもこの板のおかげ。
6’4”くらいの長さであれば皆さんのレギュラーボードとほとんど同じように乗れ、動かすことが可能です。カットバック、オフザリップ、バレルライドと小刻みに動いてくれます。フローターだけはあんまりかもしれません。
どうでしょうか。
2022年は私の予想では台風の当たり年となります。
そんな時でもこの板さえあればチャンスが増え、台風の波が更に楽しみになること間違いございません。
*4月より全てのARAKAWAサーフボードの値上げを予定しております。
値上げを踏まえ3月中に大型キャンペーンがあるかもしれませんよ。