見えるのは海・海・海。たま~に電車
「海」
私にとってはいつもすぐそこにあるものであり、巨大な水たまり。
海を意識したこともないし、海に気にされたこともない。
自宅からも海までは徒歩100歩ほど。ハナタレちび助のころから毎日のように踏んできた砂浜は、凧あげや釣り、泥警、デート、そして時には決闘が行わる大きな砂場。
子供のころは時化の海が大嫌いでした。荒れ狂う波、強烈な風の音、暗黒の空。
日曜日に海が荒れると休みの父に良く海に連れていかれました。「海を見に行こう」
私は安全な家の中で過ごしたかったのですが、静止する母を置いて父に付き合い見に行きました。
何をするわけでもなくただ荒れ狂う海を見るだけ。風の音と波が砕ける音が恐怖感を増してくれて私は嫌でした。
よく海にはいろいろな表情があるとい言いますが、海は日々だけでなく刻一刻と変化していることを成長とともに理解してきました。
私は写真のような海がお気に入りです。でも今は荒れ狂う海も好きです。
毎年山の温泉宿へ行きます2泊くらいします。その時に大きな窓から山々が見えます。とても神聖な感じかして清々しい気持ちとなります。
でも3日でいいかな。
普段山にいないのでその変化にきづきません。単調な景色の繰り返しに見えてしまい飽きてしまうのです。恐らく山に精通しているとその小さな変化に気づけるのだと思います。
海はあからさまな大きな変化が1日に数回やってきます。雑な性格の私には繊細な変化に気づくことができません。だから海は飽きません。
毎日、毎日、毎日、毎日。
来る日も、来る日も、来る日も、来る日も、明日も。明後日も。
海を見ます。
マリブポイントにお泊りいただいたら是非とも「ぼ—————っと」海を目に入れてください。
海から得るものは様々でその時の皆様の求めているものを与えてくれます。
仕事や日常に疲れていたら癒しを与えてくれます。
勝負が控えて集中したいときには闘魂を与えてくれます。
アイディアに行き詰った時にはヒラメキを与えてくれます。
いずれも「ぼ—————っと」することが大事だと思います。
ベッドから「ぼ—————っと」
畳から「ぼ—————っと」
バルコニーから「ぼ—————っと」
お風呂から「ぼ—————っと」
和室はトイレからも「ぼ—————っと」
たま~に電車がきます。その時に「はっっと」気づきます。ニュートラルになった自分に気づくはずです。