勝浦の波に合う3Surfboards「大人祭り」は3/31まで開催です。MIDの次にくるのは?

2024-03-06
勝浦のリーフでは間違いなしISO=磯モデル

3Surfboardsの基本理念は「勝浦のポイントで調子良いこと」。

そこを追求しています。

ボードのテストは私と岩瀬先生、ユウリくんが主に行っております。テスト場所は、マリブ、コマリブ、松部、港、部原と勝浦市内いたるところで行っています。

同じポイントでもその時のタイド、風、ウネリの方向、季節により異なる顔を見せます。

バリ島でも毎年テスト

各ポイントの特徴を考えます。

例えばマリブなら

・ロングフェイス・オフショアが多い・水がないとチュービー・大混雑・水量が多くてウネリが乗ってくるのが最もヘビー・春はナガモクが多い・4月~9月の干潮はドライリーフとなる・ウネリは南東がいい・南西はワイド・真南は以外と良くない・ダブル近くなるとアウトサイドが割れる・オンショアでもボードは走るなど。

そんな状況を考えながらボードデザインを考えてゆきます。

ベストセラーMP-MID

そんな状況を誕生したのがしたのがMP-MIDだったりします。マリブの沖からくるウネリをロングボードを同じ位置からキャッチでき、フェイスが切り立つ前にドロップしているから刺さることもない。

そして勝浦の波特有のフェイスの方さに負けることのないように深いダブルコンケーブをほどこし、シングルフィンで乗ってもフェイスがしっかり水に食い込むようにし、ターンを軽くしました。

同じように考えてISOやSCOOTER、DOVY、MINI DOVY、HUSTLE、MARVERICなどが生まれました。

マルチなSCOOTERⅡ

これは私が経験から考えた3Surfboadsの勝浦市内におけるポイントごとの適正です。

私の個人的考えです

 この表を見ると勝浦はどちらかというとショートボードが楽しめるポイントが多くあります。だからそこミッドレングスの活躍の場が広がりMP-MIDがベストセラーとなった理由がそこにあります。

マリブや部原のように良い波になると混雑するポイントでは、ロングボードは取り回しも大変だし人に当ててしまったことを考えると怖い。ショートだとあの波とり競争には不利。そこでMIDがベストな選択となります。

しかし、これはみんなが考えることで。だんだんとショートボーダーとミッドボーダーの間にひずみが生まれてくるはずです。実際に今回のマリブ炸裂でもそのような場面を目の当たりにしました。

大き目のSCOOTER
大き目のMini Dovy

今後その辺のもろもろを回避すべく現れるボードタイプの一つが大き目のショートボードだと思います。いかにもミッドレングスですというようなロングボードを小さくしたノーズが丸いボードでなくとがったボリュームあるボード。

写真にある大き目のMini DovyやSCOOTERです。8Fのミッドには負けますがショートよりははるかに早く波をキャッチできます。

もう一つ私が注目というよりプッシュしているのがMINI GUNです。最近私も混雑のマリブや松部では必ずと言っていいほど持ち出すのがこのMINI GUN。ARAKAWAのRP6’8”やSTUN GUN6’4”そして3SurfboardsのSTEP UP。

行き着くところはBonzer Gun7’11”

波待ちしていてお互い見える部分てノーズです。パドリングしていて目に入るのはノーズです。

毎年バリアンとうバリ島のポイントに行き目にしているのが一番奥の良いとこにいる先のとがった大きなボードに乗る初老の白人達の姿。

彼らは、一番奥の良いところからシャッシャッと5~6かきして涼しい顔を波をキャッチしたかと思うとショートボードのように扱い波を刻んでゆきます。そんな彼らが5人もいれば5人だけで波を回すことも可能でしょう。

手に取ってチェックしていませんが6F後半から7F後半くらいのショートボードを大きくしたようなボードです。ノーズは尖っていますがテールは絞っていない。

5’10”のショートボードを6’10”にした感じです。

少し前だとこの界隈ではロックホッパーのみっちゃんが乗っていたTokoroみないな。

最近ではボンドのハルさんが乗っているようなビッグボード。

STEP UP 6’8”と6’10”

日本では一部の特別な地域を除くとGUNボードを持ったり乗ったりする文化がないと思います。

ここ勝浦にはGUNボード文化があり、私の先輩たちも波が小さくても大きくてもGUNに乗り続ける人がいました。

テイクオフは早く、動けるサーフボード。昔のGUNと今のものは異なるものです。

Mini Gunがミッドレングスのように日本中で流行することはないと思いますが、ここ勝浦ではあり得ることです。勝浦の波にMini Gunは合っているはずです。

私もこのまま年を重ねてもサーフィンをやり続けるようであれば、5年後にはきっとMini Gunにばかり乗ると思います。ミッドレングスといえばミッドのMini Gunですが操作性は全く異なります。軽やかです。

今年は私のそんな考えを盛り込んだサーフボードをデビューさせます。

楽に乗れて、楽に沖に出れて、尖っていてカッコいい!そんなボードです。